本書は大きく以下の4つのパートに分かれます。
第1章 単語はどのように作られるのか……単語の成り立ちと英語の歴史
一見するとアルファベットの羅列のように見える英語の単語も、実は漢字
の偏(へん)と旁(つくり)にも似た接頭辞、語根、接尾辞に分けられます。
ゲルマン語、ケルト語、ギリシャ語、ラテン語、フランス語などが、民族
の移動、征服と同化の歴史の中で、混ざり合いながら英語の語彙を作っていく
様子が、英単語の中にみる歴史として、興味深く解説されます。
日本語の大和言葉にあたるのが、英語ではゲルマン語、漢語にあたるのが
ラテン語・フランス語。たとえばgetはゲルマン語由来、obtainはラテン語由来の単語です。
第2章 英単語43にみる語源ネットワーク
43の単語の特に語根にフォーカスを当ててそこから広がる単語のネットワーク
を図示します。たとえば「企業」corporationの項目では「死体」「体」「赤血球」
「コーパス」はラテン語のcorpusから生まれた同じ語源のグループであることを示します。
第3章 単語の意味を決める重要語根50と接頭辞のマトリックス
単語の意味を決めるのは接頭辞と語根の組み合わせ。50個の語根と20+α
の接頭辞の組み合わせをマトリックスで示します。
第4章 重要語根50と接頭辞がつくる英単語ネットワーク
第3章で示した組み合わせの単語をひとつひとつ展開図にして説明します。
辞書でもない、読み物だけでもない、語源の知識がおもしろく視覚的に整
理される本書は、きっと英語中級から上級へのステップアップにお役に立つことと思います。

